江戸時代の島根を舞台にした小説

江戸時代の島根を舞台にした小説


今回は、お世話になった方が執筆された小説をご紹介します。

日本橋島根館に以前いらっしゃった、金子さん(ペンネーム=佐々木衛さん)が書かれた『石州法正寺坂(せきしゅうほっしょうじざか)の決闘』。江戸時代の島根を舞台にした長編小説です。

(以前、金子さんが取材された記事はこちら。)

主人公は、赤穂浪士四十七士の生き残りである寺坂吉右衛門。足軽で唯一討ち入りに参加することを許された人物です。討ち入り後に大石内蔵助から密命を受けて一行から離れたという説に基づいて描かれています。吉右衛門を主人公にした作品ですと、ドラマ化と映画化された『最後の忠臣蔵』があります。

吉右衛門は国内各地を行脚していたようで、この小説ではその中でも島根(主に石見地方)がクローズアップされています。クライマックスの決闘シーンは、江津の黒松が舞台になっています。

歴史ファン、忠臣蔵ファンの方だけでなく、島根に馴染みがある方々にもおすすめしたい作品です。

 

 

石州法正寺坂の決闘