春季展「花鳥風月~新緑に愉しむ」のご案内

春季展「花鳥風月~新緑に愉しむ」のご案内


令和5年の公益財団法人可部屋集成館の年間展示テーマは「奥出雲”鉄師・可部屋”の風景」です。

3月18日から6月中旬まで、春季展 「花鳥風月~新緑に愉(たの)しむ」をお届けします。

改めて、展示の概要を紹介します。

2023春正面

春季展の展示室正面には、テーマにそって、広瀬藩の御用絵師で、緻密な描写と鮮麗な色彩による花鳥画が名高い、堀江友聲の「孔雀雌雄図」など三幅を展示しました

その前側には、田能村直入の「紅緑深處」、「風月無盡」という二巻の詩画帳を展示しています。

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明治11年・12年に櫻井家に逗留した田能村直入は、櫻井家本宅のある内谷の四季を十二月の詩と画に描きこの二巻の詩画帳に収めています。そこには、直入の見た内谷の風景や人々の暮らしや営み、自然中にある様々な音など、まさに、『奥出雲”鉄師・可部屋”の風景』が描かれています。

 

展示室の左手には、江戸時代末期に活躍した四条派の絵師、横山清暉の作品の中から春らしい花や鳥を描いた作品を展示しました。

 

2023春側面

横山清暉の六曲屏風を背景に、あでやかな染付の大鉢を並べてみました。紙本「六歌仙」画帳と六歌仙の和歌入の杯なども展示しています。

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奥側の展示コーナでも、花鳥風月をテーマに、華やかな展示をしています。

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櫻井家の当主夫人が着用した晴れ着や能や芝居見物などで使った能弁当、野遊びを楽しむ野弁当など、「新緑に愉しむ」ための諸道具も並べています。

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可部屋集成館では、資料館や櫻井家住宅・庭園だけでなく、周囲の景観も含め皆さんに楽しんでいただきたいと考えています。

春季展  花鳥風月~新緑に愉しむ を早春から春、新緑、初夏と移り変わる『奥出雲”鉄師・可部屋”の風景』と共にお楽しみ下さい。