令和元年度「四季の彩(いろどり)/ 夏の清涼」開催中

令和元年度「四季の彩(いろどり)/ 夏の清涼」開催中


元号も改まった本年度は、「鉄師櫻井家 四季の彩」を年間のテーマとし、「春の装い」「夏の清涼」「秋の紅葉」と題した季節ごとの展示を行っています。

可部屋集成館ポスター2019

現在は、夏季展「夏の清涼」を開催中です。(会期:6月18日(火)~9月8日(日))

展示の様子

櫻井家を訪れた松平不昧公と明治11~12年に逗留した南画家・田能村直入の二人を中心に奥出雲の清涼をテーマとする調度品や、それぞれの感性による作品を展示しました。

同時に、櫻井家の夏のおもてなしに使われたガラスの器や浮世絵なども「清涼」のテーマのもと展示しています。

ガラスの器
ガラスの器

 

直入の描いた作品の中には、櫻井家が藩主の特命による御趣向たたらであった槇原たたらの高殿や山内の様子も描かれています。また、画帳には櫻井家住宅の前に立ち並ぶ大鍛冶場(精錬鍛冶。たたらでできた鉄の炭素量を調整し、たたいて鍛え品位を上げる作業)のたたずまいなども描かれています。

大鍛冶屋
大鍛冶屋
槇原たたらの高殿
槇原たたらの高殿

もうしばらく残暑は続きますが、夏の展示や滝のある庭園の風景からちょっとした清涼を味わって頂きたいものです。