令和5年の展示「奥出雲”鉄師・可部屋”の風景」が始まります

令和5年の展示「奥出雲”鉄師・可部屋”の風景」が始まります


冬期休館をさせていただいておりましたが、3月18日(土)より開館させていただきます。令和5年の展示テーマは、「奥出雲”鉄師・可部屋”の風景」です。

可部屋集成館では、資料館や櫻井家住宅・庭園だけでなく、周囲の景観も含め皆さんに楽しんでいただきたいと考えています。

そこで、今期は可部屋集成館の年間展示テーマを「奥出雲”鉄師・可部屋”の風景」とし、3回の企画展を計画しました。

◆ 春季展  花鳥風月~新緑に愉しむ

◆ 夏季展  墨跡・山水~仙境に遊ぶ

◆ 秋季展  奥絵師 狩野派~紅葉を愛でる

 

春季展の展示室正面には、堀江友聲の作品 三幅を展示しました。

 

2023春正面

左手には、横山清暉の作品の中から春らしい花や鳥を描いた作品を展示しています。

 

2023春側面

 

 

さらに、正面展示ケースには、田能村直入の「紅緑深處」、「風月無盡」という二巻の詩画帳を展示しています。

明治11年・12年に櫻井家に逗留した田能村直入は、櫻井家本宅のある内谷の四季を十二月の詩と画に描きこの二巻の詩画帳に収めています。そこには、直入の見た内谷の風景や人々の暮らしや営み、自然中にある様々な音など、まさに、『奥出雲”鉄師・可部屋”の風景』が描かれています。

3月になり、暖かい毎日が続いています。可部屋集成館の館内展示を周囲の景観と共に楽しんでいただければと思います。

 

また、長らくコラムを更新していませんでした。冬の写真を二枚だけ掲載します。いずれも今年の1月の末に撮影したものです。

2023春1月の景色

↑雪の岩浪の滝

P1251398

↑本宅玄関付近