たたらの文化遺産　可部屋集成館

10月29日、色づき始めた櫻井家庭園に首都圏からＮＨＫ文化講座　「重森千靑先生同行　～日本庭園の美を訪ねて～」の皆さんがいらっしゃいました。

重森千靑（しげもりちさを）先生は（有）重森庭園設計研究室代表取締役で、日本全国での庭園設計の他、日本庭園についての著述や、講演、講師活動を積極的に行われ、京都工芸繊維大学では「庭園美学論」の非常勤講師も努めていらっしゃいます。奥出雲町が景観計画を立てる際にはその委員もなさっており、奥出雲の庭園や景観にも詳しい先生です。

10月29日の可部屋集成館ロビーから景色

皆さんには、最初に可部屋集成館で開催中の秋季展～櫻井家を訪れた松江藩主4代～をご覧いただきました。特に中央に展示した江戸時代の櫻井庭園の絵図や、不昧公が流れる滝に銘を与え、その印象を歌に読んだ『岩浪』の書などを熱心にご覧になっていました。

中央が江戸時代に画かれた庭園絵図　壁面は不昧公直筆の書画

その後は住宅と庭園をご覧いただきました。

出発の時間ぎりぎりまで、庭園をご覧いただき、添乗員さんに心配をかけてしましました。時間の関係で見たいただけなかった、新座敷や扇淵周囲の写真をあわせてアップしておきます。

また、昨日28日は山陰中央新報文化センターの奥出雲の紅葉を愛でながら、鉄師とたたらの聖地を巡る旅の皆さんにもご来館いただきました。

紅葉は、これから日ごとに彩りをましていきます。

お誘いあわせお出かけください。

10月29日　可部屋集成館の玄関付近の様子