令和3年度秋季展が始まりました

令和3年度秋季展が始まりました


「鉄師櫻井家に伝わる 鎧・兜と刀」 ~四季に因む 秋と紅葉~
が始まりました。

1.鉄師櫻井家に伝わる 鎧・兜と刀
秋季展では、多伎文化伝習館のご協力により、田儀櫻井家に伝わる塙団右衛門所用の甲冑2領を新たに展示しました。また、田儀櫻井家に伝わってきた家系図(可部屋集成館所蔵)も展示しています。

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田儀櫻井家は塙団右衛門の孫にあたる、3代櫻井三郎左衛門直重が奥田儀村に居を構え鉄山開発を行なったことが始まりで、直重の嫡男 幸左衛門直春が田儀櫻井家の初代となります。

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塙団右衛門の変わり兜や扇、そして鎧や槍、福島正則の客分して広島城に入った二代直胤(なおたね)の鎧、そして多く刀、更に10代直達が長州戦争の際に準備した甲冑や陣笠なども引き続き展示しています。
展示の背景は「秋と紅葉」とし、錦秋の秋を思わせる華やかな背景になっています。

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2.藩主の御成
たたら製鉄は松江藩の重要な産業です。たたら製鉄業の振興を目的にして藩主は度々櫻井家に御成(来訪)になりました。櫻井家の場合、御成の時期は紅葉の美しい秋に集中しており、視察と紅葉狩りを兼ねた御成だったと思われます。
櫻井家に伝わる、松江藩主の御成のために揃えた調度品や藩主からの拝領品などを展示しました。

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この書は、いずれも松平不昧公からの拝領品です。右の「岩浪」は櫻井家庭園の流れる滝に不昧公が「岩浪」という銘を与えられたときのも。左の「菊之画・歌」は、 画を不昧公がお書きになり、歌は不昧公の四女、玉映によるものです。

3.櫻井家の祝い事

昭和の中頃までは、どの家庭でもお祝い事はその家で行なっていました。
櫻井家にも、お祝いの際に身につけた衣装や調度品がたくさん残されています。
今回は婚礼の打掛けや髪飾り、お祝いの酒を入れた角樽、そして、子どもの成長の節目のお祝いに子ども達が身につけた家紋付きの着物などを展示しています。

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可部屋集成館の魅力は、集成館と櫻井家住宅と庭園だけでなく、周囲の美しい景観にそのものにあります。
不昧公をはじめ歴代松江藩主が愛でた、可部屋の秋をお楽しみ下さい。

秋季展は9月13日(火)から12月5日(日)まで、11月は毎日開館します。

*12月6日(月)から12月19日(日)までは、事前の予約により開館させていただきます。